五月の雨

雑記

2017.9.18

 

  戦友であるS画伯が誕生日を迎えたので、お祝いの言葉を送った。

  S画伯は竹を割ったような性格であるのに、時折ヒステリーを起こすような人だ。それでも寝て起きれば全てを忘れ、ご飯をもりもり食べる(それなのに決して太らない)。趣味は替え歌。気持ちいいほど単純な性格であり、そんな画伯が僕は大好きなのである。ちなみに本日の晩餐は炊飯器で拵えたチキンライスらしい。

 

  僕のもう一人の戦友に、ハシビロコウ(あだ名であり、人間である)がいる。

  奴は頗る目つきが悪い為にこんなあだ名がついてしまった。満更でもなさそうだが。

  ハシビロ(あだ名であり、人間である)はここ六年で住処を転々としており、新潟→岩手→愛知→静岡と、本当に大儀じゃのー、と云う感じだ。僕なら絶対に無理だし、途中で野垂れ死ぬと思う。画伯とはこの夏、会うことができたが、ハシビロとはゴールデンウィーク以降あえていない。最後に声を聞いたのは、三人で通話中、画伯と僕が考えに考えた夕食のメニューをコンビニで買わせたあの日。ハシビロは最悪の組み合わせに嘆いていた。元気かな。

 

  今迄にS画伯ともう一人の戦友、ハシビロ(あだ名であり、人間である)と三人旅をした。一度目は山口県。二度目はハシビロの出身地である新潟県。バラバラの地に住む我々が、次に都合を合わせることが出来るのは来年の夏だ。次の行き先は熱海。早くみんなに会いたい。僕に会う時はそれぞれ住む地の名物麺を持参すること。かしこみかしこみもうす。

 

  しかしこんな怪態な皐月とよく仲良くしてくれると思います。みんなとても優しい、そして強い。そんなことを考えた一日でありました。

 

  葛飾北斎の娘、葛飾応為のドラマをみました。宮崎あおいの頸が美しかったのは勿論のこと、応為の男みたいな性格とか、絵に対する心持ちとか、北斎への想いとか、素晴らしかった。いいなー。僕はああ云う、何処までもひとつのことに一途な人に弱いです。くらくらします

 

 

2017.9.16

 

今日は一日何もしない日にしようと思っていましたが、本当に何もしない一日となりました。

 

最近は夜に眠る生活を続けているので、朝起きることが苦ではなくなり、遅くても7時には起きるようにしています。

 

それでも折角の土曜日なので、10時に起きて、ぼーっと朝ご飯にショートケーキを食べ、ゆっくりお昼ご飯を作り、午後はただただ惰眠を貪り、夜に比内地鶏の頗る美味い中華そばを煮て食べ、振り返れば食って寝ることしかしていません。本当に素晴らしい。

 

他にしたことと言えば、横溝正史を2ページだけ読んで、天井の梁を数え、外のヘリコプターの音に昔を思い出し、次図書館で本を借りるとしたら伊島りすとの『飛行少女』だな、とか、今月中に林風舎の切り株みたいなバウムクーヘン又は、抹茶チーズケーキをもう一度食べたい、とか、相馬楼の舞妓になりたい、とか、子供服を着られるくらい痩せたい、とか、死ぬまでに中国を一人旅してみたい、とか、高野山に行きたい、とか、綺麗な女の子になりたい、とか、綺麗な男の子になりたい、とか、そう云うことをぼやぼやと考えたくらいです。

 

今日はもう珈琲を飲んだら、心霊映像でもみて、お風呂に浸かってお肌を丁寧に労わり、芥川を読んで終わりにしたいと思います。寝る前の最近のお供は専ら芥川さんです。

 

去年は沢山本を読んだなー。今年は全然ですね

 

 

 

2017.9.9

 

篠笛の発表会もなんとか終わり、書道教室で汗を流し、仏花を買って飾ってるうちに一日が終わりました。

 

ピンクと青紫のアスターを花瓶に生けた後、そこから省いてしまった二輪を丸い瓶にさしました。僕はこういう優しい花が大好きです。

 

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皐月

 

2017,9.2

 

篠笛をもらってしまいました。

初挑戦にも関わらず、9日発表会です。

今日初めて音出ました!

ていうか横笛自体、初めて吹いたかも。

間に合うかなー (ↂ⃚⃙⃓⃠⃟ૈ‿ↂ⃚⃙⃓⃠⃟ે)

2017.9.1

 

病院の待合室で、隣に座る女性に話しかけられた。

 

「浮気ってどう思う?」と聞かれたので、僕は「結構ありふれてるけれど、自分はしたくないですね」と答えた。

 

するとその女性は「私、60代の彼氏がいるんだけど…」と語り始めた。相手も既婚者らしい。

そのあと、「私何歳に見える?」と聞いてきた。大変困る質問だ。僕にはその人が40代後半くらいに見えたが、そのまま伝えてしまうのもおっかないので、「30代ですか?」と答えた。我ながら無茶をしたなと思う。

女性は「43歳なの」と答えた。危なかった。

 

若いっていいねえ、と、僕の服装とか、肌とか、髪色だとか、色々と褒めてくれた。それから50代から70代のおじさんを落とすメール術だとか、ラーメンの食べ方どとか、カラオケの曲のチョイスだとか、色々と教えてくれた。彼女は小太りだけれど、ふかふかした手の指先にのった桜色の爪が可愛らしかった。

 

「たとえ相手に、自分が絶対敵わないような女がいたとしても、嫉妬しちゃ駄目なの。男の一枚上を行かなきゃ駄目なの」

 

それは分かる気がする。彼女の言葉には妙に説得力があった。

 

「あなたはまだ、深い深い女の情念を歌ったことはないでしょう?」

 

わからん。

 

43歳の彼女は、中身が僕の5000万倍ぐらい乙女だった。精神年齢が低いのか高いのかわからない。どちらでもあってどちらでも無い気がする。とても不思議な人だった。

 

最後に彼女は、避難は絶対にしなさいね、生でするときは外に出してもらいなさいよ、絶対ね、絶対よ、と散々念を押して、診察室へ向かって言った。彼女とはまたいつか、どこかで出会う気がする。

 

 

病院の帰りにいつものカフェに寄り、アイスコーヒーを注文した。店内は平日の午前中宜しく、僕以外に客は誰もいなかった。

 

いつも着物で接客している定員さんが私服だった所為もきっとある。どことなくいつもより寛いでしまって、ついつい長居をしてしまった。

 

 

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行くたび少しずつ店内が変化している。

文学全集の数だったり、ガラス細工のコーナーが少しだけ広くなっていたり、申し訳程度の瀬戸物がこぢんまりと置かれていたり、よく見るとそれが100円で売られていたり。僅かな変化なのだが、それを見つけられるとなかなか嬉しい。

 

初めて行った時は、僕が史上最悪の状態のときだった。病院帰り、母に無理やり掴まれて連れてこられた。そのとき食べたジェノベーゼがとても美味しくて、食欲がなかったはずなのにぺろりと平らげてしまった。

 

メニューを開くと最後のページにやっぱりあった。プチトマトが添えられたジェノベーゼ

食べたかったけれど、家で昼食を作らねばならなかったので、我慢した。

 

店内の様子が少しずつ変わるように、僕も少しずつ変わってゆく。この店に足を運ぶたびに、今の自分の状態を確認する。始めに来た日が何もかもに絶望しているときだったのも大きい。あの人の自分比べることができる。

 

このカフェは自分の位置がいまいちわからなくなったら行く場所だ。

もちろん、ただ美味しいものを堪能しに行く場所でもある。

 

次はジェノベーゼと、小倉アイスと、紅茶を頼もう

 

 

 

皐月

 

2017.8.30

 

まだ休養が必要だと自分を甘やかして、あとでツケを払うであろう生き方をしています。

しかし、これも今日で終わりでありましょう。

明日からは正しくツケを払ってゆきます。

 

寒白菊と青い竜胆、向日葵の花を買いました。

 

長い舌で朝を迎える日が続きます

 

 

 

皐月

2017.8.29

 

死にかけてる僕に某G嬢がたくさんグミを呉れた。味噌汁とカップラーメンと、数冊の本も差し入れてくれた。

 

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僕が精神的に参っているとき、某G嬢は真っ先に駆けつけてくれて、下らない話をして笑わせてくれる。

こんなにも強くて優しい人間を僕は知らない。僕は彼女に何ができるのだろうか。

 

彼女は海外にゆくのが好きで、金が溜まればすぐにどこかへ飛んでしまう。

現地で起こった話を聞くのが僕の楽しみでもある。

 

だいたい彼女と行く場所と言えば、人混みを避けた自然が綺麗な場所だ。

彼女も存外神経が細いから、僕と合うのだろう。

 

某G嬢が呉れたグミを齧った。

乳首の食感だなあと思うものがひとつあって、思わず笑ってしまった。

 

 

皐月